新年おめでとうございます。
令和三年辛丑歳(かのとうし)の新年を健やかに迎えられたことと、お慶び申し上げます。「辛(かのと)」は陰の気質を持ち、統制の強化を表しているとされ、また「丑」は酪農などで人々を助けてくれる重要な生き物であるため、丑歳は「我慢」や「発展の前触れ」を表す歳になるといわれています。前半はコロナ禍の中で、耐え忍ぶことが必要かもしれませんが、後半になって次の展開への芽が成長することを期待して、一歩一歩地道に進んでいきたいと思います。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、年末年始からコロナ感染が拡大し、多くの方が、気持ちが落ち着かない毎日をお過ごしのことと、お察しいたします。今は本当に我慢の時かもしれませんが、私は今の時期であるからこそできることを、やってみようと思っています。今年の年賀状に「今年こそ自分を追い込んで臨床論文を書きます」と、抱負を書きました通り、お正月から少し自分を追い込みました!(笑)今まで開業医としての慌ただしい毎日を言い訳に、論文を書く気持ちの余裕とやる気がなかったのですが、今年こそまとめてみようと思っています。あい皮膚科クリニックの抱負としては、スタッフ達の働き方改革をさらに推進したいと思います。スタッフ達にとって働きやすい環境を整えていくことが、院長としての役目であると考え、すぐに理想的な状態にはならないとは思いますが、良い方向に向かうように努めていきたいと思っています。そしてスタッフ達と共に、さらに金曜日と火曜日にお願いしている延山先生と魚住先生のお力を借りて、患者様にとって最善の治療をご提供することを目指して、日々精進していきたいと思っております。
コロナ禍で私達の周囲の環境も一変し、価値観すら変化していっていることを実感するこの頃ですが、自分自身を信じて前に進むしかないと思っています。どうぞ本年も宜しくご指導お願い申し上げます。そして皆様にとって平穏な日常が戻ることを心からお祈りしております。写真は冬の明智平からの風景です。どんな時代でもそこに悠然とあり続ける自然の佇まいには畏敬の念すら感じます。