お陰様で10周年を迎えました
季節は「芒種」。梅子黄なり(梅の実が熟して色づく季節)、しとしとと降る雨を恵みにして植物がすくすくと育っております。皆さま如何お過ごしですか?
さて、あい皮膚科クリニックはお陰様で6月2日をもって10周年を迎えました。皆さまのお力添えのお蔭で、ここまで来られましたことを本当に感謝しております。 10年前にクリニックが完成した際に、設計してくださった横堀設計事務所の横堀健一先生に「私はハードをご提供することはできますが、これからソフトを作っていくのは相原さんご自身です。」と言われ、それから最初は機器や物品を入れることからはじめ、患者さまへの説明書の作成や、スタッフ間の動線など・・10年間試行錯誤の末、やっとある程度円滑に診療できるまでになりました。
この10年間を振り返りますといろいろなことがあり、私自身にとってはどちらかというと困難なことのほうが多かった月日でした。開業して数年の間は、まだ小さかった子供を寝かしつけてから、クリニックで夜中の1時頃までカルテを見直したり・・と随分余裕のない毎日ではありましたが、そうした日々も自分を形作った礎と思っております。そして手前味噌になりますが、なによりも、やる気と向上心に満ち満ちているスタッフ達にめぐり逢えたことを感謝しております。
10年前のちょうど開業する数か月前に実家の父が突然事故で入院し、本当に苦しかった時に何度も繰り返して読んだ本の中に、ハーバードビジネススクールの教授であった故ジャイ ジャイクマーの一節があります。 「肩の力を抜くこと。(中略)仕事やプライベートのどんな局面においても肩に力を入れすぎないこと。」10年間その言葉を毎朝思い起こして仕事に向かいました。しかし未だに実践できておりません。これからの10年はジャイクマー教授の言葉に近づけるように、もう少し肩の力を抜いて、仕事も人生も大いに楽しむ余裕を持つような自分でありたいと思っております。未熟ではありますが、どうぞ皆さま今後ともよろしくご指導の程お願い申し上げます。
自分自身の節目として、クリニックにて10周年のささやかなお祝いをしたいと思っておりました。写真は、「栃木園芸」の大場さんにお願いして制作いただいたフラワーアレンジメントです。イギリスのロイヤルウエディングのようなイメージでと少々無理を申しましたが、白と緑の洗練された、予想以上に素敵な美しいステージを作っていただき、とても感激しました。また、皆さまにささやかな感謝の気持ちとして6月4日から1週間、ステージにてジェラートをお召し上がりいただきました。「ジェラテリアヴィヴォ」の荒川さんご夫妻にはとても協力的にご対応いただき、心から感謝しております。ちょうど梅雨晴れの1週間であったこともあり、患者さま方にたいへん好評でした!